食べ過ぎてしまう人の心理。

「あー、痩せたい!」

そんなふうに思ったことありませんか?

実際、女性であれば
ダイエットを考えたことのない人っていないかも。

ところであなたは
ダイエットに心の仕組みが
影響していること、ご存知ですか?

クライアントのYさんに承諾を得たので
大切な事例として
みなさんにもシェアしますね。

Yさんは今30代後半、
若い頃からダイエットをしてきた女性です。

今までは
断食をして運動すれば

すぐに体重を落とせてきました。

ところが30代後半位を
差しかかったくらいから、

一向に減らなくなり、
減ってもすぐにリバウンドしてしまう
ようになったそうです。

なぜなら食事の量が
なかなか落とせない。

気づいたらすごく食べてしまう。

家族からは
「お母さんは食べすぎだよ!」と
言われながらも、

なぜかいつも大量の食事を
作っては、また怒られる。

会社では、
お弁当箱がやたら大きいと、
同僚から引かれてしまう・・・

と、自分では無自覚な
食事量にたいして
どうにもならなくなっていたのです。

そんなYさんと食事にまつわる
思い出を話していたとき

Yさんの口から
あるエピソードが浮かびました。

そこには、Yさんが
痩せられない理由が
たしかに潜んでいたのです・・・・

それは小学生の夏休みのこと。

Yさんのご両親は共働きで、

夏休みともなると
お父さんの実家に預けられて
数週間過ごしていました。

都会育ちのYさんは
お父さんの実家で
川遊びや花火、そして畑の収穫など
田舎暮らしを満喫したのです。

とりわけ嬉しかったのは
おばあちゃんといられることです。

優しいおばあちゃんは
Yさんが喜ぶことを
なんでもしてくれる人でした。

アイスが食べたいといえば
アイスを買ってくれて

お肉が食べたいといえば
夕飯は焼肉、

ラーメンが食べたいといえば
いいというまでラーメンと

Yさんの望みは
すべて叶えられるのです。

それを見ているおじいさんと
おじさんは何も言わず
ニコニコしていたそうです。

その結果、
夏休みが終わる頃には
一ヶ月で5キロ太ってしまい、

久しぶりにあった両親は
まんまるなYさんの顔を見て驚きます。

そして一学期かけて
徐々に痩せて元に戻っていく・・・

という繰り返しを
何年かしていたそうです。

そんな記憶を思い出したYさんは
ハッとした表情をして

「呪文だったのかも….」

といいました。

「おばあちゃんが私の喜ぶ顔を見て
幸せそうなのが嬉しかったんですよね。

大事にされてるんだ、

愛されてるんだと

子ども心に感じていました。

だから食べるのが
大好きだったんです」

そして、

「でも、今気づいたのですが

おばあちゃんが私にくれる量は
すべてが大量だったんです。

アイス食べたいな〜といえば、
バニラの業務用の2 L買ってきてくれる。

ジュース飲みたいな〜といえば
缶じゃなくてペットボトルをくれる。

たくわんっておいしいね!といえば、
丸ごと1本を手渡される。

そして、おばあちゃんが

『ぜんぶ1人で食べていいんだよ』

というので、

私は抱えこんで、ひたすらずっと
食べたり飲んだりしていました。

おばあちゃんは
悪気があってやったこと
じゃないんですよね。

でも、私は
いっぱい食べさせてくれることが
愛情だって思ってしまったんです。

本当なら子どもだから
食べてもいい量がわからないし

栄養バランスなんて
考えることはしないから、

誰かがコントロールする
必要があったのです。

でも、

好きなだけ自由に食べられて、

たくさんあるということは

たくさん食べていいんだという
考えになってしまいました。

おばあちゃんは
私を喜ばせたかったんだと思います。

それでも、

「ぜんぶ1人で食べていいんだよ」

は私にとって、
呪文になっていたことに気づきました。」

Yさんはその後、

お弁当箱の大きさが半分になり、

他には何もしていないのに
一ヶ月で3キロ体重が落ちたそうです。

「たくさん食べるのはしんどいものだ。」

と今までは感じなかった感覚が
わかるようになったと
おっしゃっていました。

食べ過ぎといえば、
病理として「過食症」があります。

過食症は摂食障害のひとつで
「食べ吐き」が特徴です。

Yさんはたしかに
食事量は多かったのですが
病気ではありませんでした。

ですが、

私たちの体は
限度があるものです。

大量の食事を
いっぺんには消化できないです。

だから食べすぎたら
吐くしかないんですね。

食事というものは、
内臓を疲労させるものでもあるんですね。

こんなふうに

Yさんにとって
難しかった食事の問題は
ムリなく解消していきました^^

それにしても
心って不思議です。

愛を感じた記憶と経験が

自分を縛る呪文になる。

今日はクライアントさんの
体験談でしたが

摂食障害は通常、
死の危険を伴う病です。

もしもご家族や
自分自身そうかもしれないと
心配な方は医療につながることをお勧めします。

こちらにも詳しい情報が
ありますのでごらんください。

摂食障害 情報ポータルサイト

http://www.edportal.jp/sp/about_01.html

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>子育て、人間関係、親とのこと。あれもこれも試したり学んだけれど、やっぱりスッキリしない。

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